レクサス「IS F」は、2007年の登場以来、その高いパフォーマンスとプレミアム感で多くのファンを魅了してきました。特に5.0リッターV8エンジンを搭載し、自然吸気で生み出される圧倒的なパワーは、最新のターボ車に負けない人気を誇っています。そのため、年式を経てもなお中古市場では500万円以上の価格がつくことが少なくありません。このような希少かつ高価格なスポーツカーを購入する際には、車両履歴をしっかり確認することが重要です。

IS F購入時に確認すべき履歴ポイント

1. 事故歴・修復歴
   高性能車であるIS Fは、スピードを求めるドライバーに愛される一方、事故に巻き込まれるリスクも比較的高い傾向にあります。過去の事故履歴や修復歴がある場合、その修復の質や影響を確認し、購入後に不具合が発生しないか慎重に検討しましょう。

2. メンテナンス履歴
   IS Fは高性能エンジンを搭載しているため、オイル交換やタイミングベルトの交換など、定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンス履歴がしっかり記録されている車両は、エンジンや足回りの状態も良好である可能性が高く、安心して購入できるポイントとなります。

3. 走行距離と使用状況
   走行距離も価格に大きく影響しますが、単純に「短い距離が良い」とは言えません。定期的にエンジンを回していた車両の方が長期間にわたり性能を保っているケースも多いため、走行距離とあわせてどのように使用されてきたかも確認するのが理想です。

4. カスタム履歴
   一部のオーナーはIS Fをカスタムして楽しんでいる場合がありますが、過度な改造やパワーアップが施された車両は、純正パーツとのバランスが崩れ、故障リスクが増加することもあるため注意が必要です。

IS Fの価格高騰の背景

IS Fは、トヨタが展開する「F」シリーズの初代モデルであり、歴史的な価値を持つため市場での価値も根強いです。近年では、排ガス規制の強化により大排気量エンジン搭載車が少なくなりつつある中で、このような希少なスポーツセダンに対する需要も高まり、結果的に中古価格が維持されています。

憧れのIS Fに投資するのであれば、慎重に履歴を確認し、ベストな一台を見つけることが鍵となります。